岡山県 津山市 広戸仙 ふるさとコースの七滝

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津山市広戸仙の北面には、普段の水量は少ないながらも西から、「ひめ滝」、「広戸仙大滝」、「黒媛の滝」、「シャクナゲの滝」、「せせらぎの滝」、「布引の滝」、「静かの滝」という七本の滝が落ちているとされています。その滝を巡る「ふるさとコース」というトラバース道が平成13年(2001年)に整備されました。現在では荒れている部分も多く、道が判らなくなっている部分もあったり、滑落しないよう補助の鎖が設置されていたり、かなり厳しいコースです。全長6kmといわれていますが、上の画像のように、iPhone GPSの記録によると9kmほど歩いたことになります。ちなみにふるさとコースは全線、DOCOMOの電波は届かず「圏外」となります。

昨年 2015年11月、一度挑戦したのですが、しょっぱなからルートをロストしてしまって七滝のうちひとつも出会えず尻尾を巻いて帰ってきました。今回はそのリベンジ、何とか七滝の撮影に成功しまして無事帰還いたしました。おおよそのタイムチャートは下記のとおりです。

2016.9.9 (晴れ)

  08:15 声ヶ乢登山口 出発
  09:10 ふるさとコース 西出入口 着
  09:16 ふるさとコース 西出入口 出発
  09:52 ひめ滝
  10:04 広戸仙大滝
  10:55 黒媛の滝
  11:28 シャクナゲの滝
  11:40 せせらぎの滝
  12:28 布引の滝
  13:13 静かの滝
  13:33 ふるさとコース 東出入口 着
  13:35 ふるさとコース 東出入口 出発
  14:21 広戸仙 頂上 着
  15:03 広戸仙 頂上 出発
  15:30 ふるさとコース 西入口 着
  15:56 声ヶ乢登山口 着

ふるさとコース:4時間15分 (撮影に要した約70分強を含む) 約9.3km、標高差約340m
その他の登山:3時間15分 (第三展望台での大休憩40分を含む) 約6.3km、標高差約585m

一般的な標準タイムとコースは、下記の津山市公式サイトを参照下さい。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=4957

上の公式サイトをはじめ、ふるさとコースに関するネット情報や実際に歩かれた方の話によると、お勧めのルートは声ヶ乢登山口から一旦広戸仙山頂を越えて東出入口からふるさとコースへ入り、西出入口へ出て下山するルートだそうです。なぜかよく分らなかったのですが、実際に行ってみて思ったことは、西から入るとルートをロストしやすいところが二ヶ所ある、東から入ればその迷いやすいルートで迷わずに済むということです。


西出入口からアプローチした時に迷いやすい場所と原因は

第一に、
ひめ滝の標高まで降下する尾根。ここは道がわかりにくい上に、国土地理院の地形図のルートからは大きくずれています。GPSで測位しながら地形図のルートのとおりに行こうと思うと、大きな岩に遮られて前にも下にも進めなくなります。前回は、1時間ほどさまよいましたがルートを発見できなくて退散しました。帰宅して確認した公式サイトのマップでは「行き止まり」と表記されていました。
東からくれば、ここの尾根は登りになります。この尾根のルートの道は不明瞭なのですが、周囲は比較的開けていますので適当に登っても何とかなります。そして西出入口方向に進めば行き止まりに出会うことはなく、迷う可能性はほぼありません。

第二に、
「黒媛の滝」へのルートが分りにくい。西からくれば滝よりもかなり下流で沢に出会いまして滝は見えません。沢に出会ったところで渡渉箇所を探しますと、下方にピンクの目印があったので一旦下降したのですが、どうも滝らしくないのでそのまま沢登をしたところ、かなり上方に滝の看板がありました。東から来れば目の前に看板が現れるので決して迷いません。

このような事情で東からのルートを勧められるのだと思います。


私は、そんなことよりも体力に不安があったのと、単独行動でしたので、最悪夕暮れになっしまった時、どこで夕暮れを迎えるのがまだマシかということを考えて、何時間かかるか全く分らないふるさとコースを先に走破したいと思いました。最悪3時間かかっても半分まで進めないようなら引き返すことも止む無し、そんな心づもりで西から入って東へトラバースして、後半に山頂を越えるルートでアプローチしました。

広戸仙の登山道(西出入口~山頂~東出入口)は、非常に明快で幅広です。急登はありますが、迷うことや危険な場所はありませんので、最悪日が暮れてもヘッドライトで歩くことは可能です。

ふるさとコースというのは、その名前からは里山の遊歩道を思い浮かべてしまいますが、山の北斜面につけられた急斜面のトラバース道で、うわさどおりかなりハードなルートでした。道が不明瞭でロストしやす箇所はありますし、急登・激下り、がれ場、倒木、とんでもない急斜面のトラバース、滑りやすい急斜面の鎖場、そんな急斜面にかかる沢の渡渉、浮石による滑落、落石、足の捻挫・骨折、ないのはヤブと動物(熊・猪・マムシ)くらいでしょうか、低山にありそうな危険は一通りあります。楽しいともいえますが、一人だと多少心細いです。日が暮れてから歩くところではありません。

しかしながら、ヤブがなくて比較的開けているのでルートファインディングは難しくありません。また事前に聞いていた「通行止め」は、ふるさとコースから外れた林道や、津川ダムからの登山道であって、ふるさとコース上には通行止めはありません。所々に黄色い案内板とピンクの目印がありますので、注意して歩けば決して無理なコースではありません。靴は底の硬い、極力軽いものがいいでしょう。スパイク長靴や、ジョギングシューズはやめておいたほうがよいです。


今回でルートはだいたい分ったので、今後はどちらから行ってもいいのですが、たぶん同じコースで行くでしょう。といいますのは、西出入口の第二展望台から山頂までがかなりの急登で階段なのです。これを登りたくないという一心ですかね。



以下、撮影は全て Canon Powershot S200 で、全て手持です。撮影枚数は250枚。滝のスローシャッターは、シャッタースピード 1/6sec. 固定で息を吐きながらの手持、レンズの前にPLフィルターをかざして撮影しています。頑張ったつもりですが、 1/6sec. 手持では成功率6割位なのでした。


声ヶ乢登山口を出発しました。


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登山道入口の案内板。



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約1時間で第二展望台に到着、標高850m。



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第二展望台の奥が、ふるさとコース西出入口になります。



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この位のガレ場はまだいいほうです。



ひめ滝に到着(落差:5m)


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尾根を降りてきてやっとひめ滝へ。滝は右奥、少し岩場を登ります。



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黒い岩を滴り落ちるひめ滝に出会えました。水量は少ないです。(クリックで拡大



広戸仙大滝に到着(落差:45m、3段)


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なかなかいい滝です、もう少し水量が欲しいですがこれ以上は望めないかも。



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上段の前まで行くのはさほど難しくはありませんが、ここは体力温存。(クリックで拡大



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次の滝へ向かいます、植林地帯でいい道です。



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落石による岩場、向こうの赤い丸がこっちへ来いと呼んでいます。



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このくらいの倒木は我慢して進むしかありません。



黒媛の滝に到着(落差:80m)


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これが、黒媛の滝の沢ですが、道に迷ってもう少し下流を渡渉して、沢登り中。
この段階では、これが「黒媛の滝」の沢だという確信はありません。



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GPS測位によるとこの沢らしいので、登っていくと左上方に案内板を発見、ホッとする。



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見た感じ落差30m弱、2段の滝かと思ったら、落差80mとの表記。
上方に続いているようですが、さっぱり見えません。下方は単なる沢です。(クリックで拡大



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二段の上段部分。焦点距離が長めだということもあってスローシャッター全滅につき、
保険で撮影しておいた普通の写真にて失礼。(クリックで拡大



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次の滝へ向かう道中の鎖場。無名の沢ですが、かなり急、滑ると50m以上の滑り台です。
濡れているのでちょっと怖い。慎重に渡渉。



シャクナゲの滝に到着(落差:8m)


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二本の沢が見えてきました。手前がシャクナゲの滝の沢(案内板は破損)、向こうがせせらぎの滝の沢。
この二つの沢はすぐ下流で合流しています。



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シャクナゲの滝です。



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下流から見上げたシャクナゲの滝。(クリックで拡大



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たぶんこれがシャクナゲの滝のご本尊様かな。(クリックで拡大



せせらぎの滝に到着(落差:20m)


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せせらぎの滝はすぐ隣の沢。



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二本の沢が合流している。(クリックで拡大



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滝はもう一段上流なのかもしれませんが、水量少ないし、あまり深追いせず。(クリックで拡大



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案内板。



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次の滝へ向かう道中、尾根の急登。
赤い丸と、黄色い案内板がおいでおいでと呼んでいる。ここで小休憩。



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登った急登を振り返ってみた、これは激下りに見えます。



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今にも堕ちてきそうな大岩の真下をトラバース。



布引の滝に到着(落差:25m、3段)


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布引の滝に到着しました。



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下流からなめるように見上げました。(クリックで拡大



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これが全景と言ってよいのかな、上段右側から滴り落ちる水流がなんともいい感じでした。(クリックで拡大



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少し登って上段に近寄りました。(クリックで拡大



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上から見ると、大きく屈曲していました。上段には小さいながらも滝つぼがありました。



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次の滝へ向かう道中にある無名の沢、苔の岩がちょっとしたアクセント。



静かの滝(落差:ゆるゆる30m)


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水も少ないが、そもそも滝といえるのかどうか怪しい。(クリックで拡大
これを直登すれば頂上への近道、行けそうな気がする。



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案内板の右が「静かの滝」、非常に荒れています、案内板の左からも沢が落ちてきています



東出入口に到着


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ここは広戸仙と滝山の鞍部です。案内板は完全に壊れています。



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広戸仙頂上に到着しました。日本原の陸上自衛隊の演習中、戦車の発砲の音がドンドンと響きます。



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第三展望台に到着しました。眺望は最高なので大休憩。



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滝山、その右奥に雲がかかりかけた那岐山。(クリックで拡大



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塩手池とその周辺。(クリックで拡大



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声ヶ乢登山口まで降りてきました、疲れた。





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2016-09-10 00:08 | カテゴリ: 滝、渓流 |     コメント(2) 記事の編集】 

岡山県 津山市 横野三の滝

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2015.11.19 : Canon EOS 60D / Tamron SP AF17-50mm F2.8 (A16)


これは有名な横野の滝の三の滝、落差36m、三段の滝です。最近しっかり雨が降ったので、三の滝の十分な水量の程度を見ておきたくて立ち寄りました。正直な話AFがちょっと厳しい程度に暗くなっていたのですが、頑張って記念撮影して来ました。

しかし注意してみると、もっと水量が多いときもあるぞと岩肌が物語っています。この滝は、ちょっと水流の両サイドが少し間延びした感じなので、木が茂った新緑の頃が見栄えがするでしょうね。長雨が続いた梅雨の合間がいいタイミングなんだと納得しました。

四の滝も十分な水量があったのですが、暗かったので滝下まで降りていくは自重しました。


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2015-12-05 00:01 | カテゴリ: 滝、渓流 |     コメント(2) 記事の編集】 
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